三奈子の名推理
<注意>ウァレンティ−ヌス後編104〜107ページをちょっとだけ読んでから見ると
良い感じになるかもしれないことはないです。98%。
「それより、志摩子さんのところを探す方が先決。食料品売り場で見たのが本人だったなら、
私達みたいに路地裏でこっそりと人目をしのんで食べていると考える方が妥当よね」
「はあ…でもそれは…まあ、そうですか」
「そうそう、島津由乃嬢も一緒なのよ」
「は?一緒、って?」
「一緒っていったら、祥子さんたちと、ってことよ。いや、一緒だった、が正しいかしら?
私が会った時は、一人はぐれて寂しそうだったけれど」
「祥子さまと祐巳さんと…由乃さん?」
「え?あら、そういえば私、さっき祐巳さんの名前言ったかしら」
「え?あ、ええ、三奈子さま、さっきおっしゃいましたよ」
「そうだったかしら。ま、それはともかく。どう言う組み合わせだとおもう?」
「さあ…」
「私が思うにね。由乃さんと祥子さんは祐巳さんを巡って水面下で争っているのよ」
「そうなんですか(適当に返す蔦子)」
「だって、祐巳さん告白まがいの事だってしたのよ、由乃さんに」
「……(何で知ってるんだという目)」
「そこからが問題なのよ。それを知った祥子さんはお姉さまとしてそれ以上の感情を祐巳さんに
抱いていた事に気づいて、自分だけのものにしたくなったの。だから、ちゃっかりついてきた
由乃さんをまいて、二人っきりで楽しい事しようって魂胆ね」
「あの、三奈子さま。由乃さんには令さまが…」
「それは問題ないの。だって、由乃さんが祐巳さんに走ったのは、
もともとが令さんのちさとさんとのデートに行く事になったことのあてつけですもの。
でも、祐巳さんはひそかに魔性の女の子だから、
どんどん深みにはまってしまったに違いないわ」
「…じゃ、令さまはどうなるんですか」
「きっとちさとさんにころっといっちゃうのよ。そのくせ、やっぱり由乃さんと比べたりして
ちさとさんを傷つけたりしちゃうっていうのはどう?」
「いや、どうっていわれても…」
「というわけで、祥子さんたちを押さえておけば心踊るスクープがものに出来るってワケ」
「…(何が『というわけで』なんだろう…っていうかそんなの記事に出来ないじゃない)…(でも…)
………(楽しそう、それって)」
「蔦子さん?行くわよ」
「あ、はい。…でも、どちらに?」
「まずは駅ビル周辺の人気の無い路地裏とかトイレとかを徹底的に捜索。いかが?」
「お供します!!!!!」
「それで駄目なら、駅の鬼門方向にある『ドリー夢キス子』(ラブ○の名称)で待ち伏せよ〜」
「はいッ!」
その後、二人がスクープをものに出来たかと言うと…それは当然無理だった訳で。
おわり
後書き
まずいでしょこれは(汗)と言いつつ書いていました。
でも天下のガセネタ王の三奈子さんだし。ガセネタが得意ッつーことは、
妄想が素晴らしい人なんじゃないかと…はは、は…。
てゆーか久し振りのSSがこれって…(汗)
2000.5.4.by神月